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|ロ`)御苗場vol.20に参加しましたよ!

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|_・)昨年に引き続き、今年も御苗場に参加…しましたよ!って話なんですけどね(涙

昨年、初めてサークルで御苗場に参加。テーマを決めて作品を出そう!と意気込んだものの、テーマに合った、しかも作品として出せるところまでたどり着けず、それぞれの作品を展示するという感じになったんですよ。

で、今年こそ!とテーマを…テーマを…なかなか決まらず、最終的には出来るできないを考えずに1つに決めて、やってきました。

そのテーマが「黒と白」。

もう昨年の早い段階でこのテーマが決まっていて、日々、黒と白、くろとしろ、Black and White、と考え続けてきた…にもかかわらず、なかなか思ったような写真も撮れずに年末に^^;

そもそもテーマである「黒と白」ってなんでしょう?
もともとボクは、なるべく黒と白が無いように、グレーですら無いような写真を好んで撮っているので、このテーマに決まった時、まじか〜、どうするんだ〜と思いました。

なぜ黒と白をそんなに嫌うかというと、最初にNikon D90を買った時、デフォルトのピクチャーコントロールのStandardで撮っていて、すごく違和感を感じたんです。
やたら目に見える世界より、明るいところは白っぽく、暗いところは黒く写る。もちろん露出とかもあるし、人間の目とは見え方が違うこともわかっているんですけど。

そのうち、2つの方法を独自に編み出すことに。
1つはオリジナルピクチャーコントロールの作成。
明るいところが白っぽくなる。暗いところが黒っぽくなる。ならば、よく使われるコントラストを強調するS字トーンカーブの逆のトーンカーブを適用したピクチャーコントロールを作ればいいじゃないか!という具合に。
これはなかなか(今となってはよかったのか悪かったのか)よかったんです。
白っぽさは減り、黒に沈んでた色も持ち上がって。

2つ目は、Raw現像した後、最後の仕上げにPhotoshop(最初はGIMP)で「元の画像レイヤーを複製し、階調の反転後、彩度を無くし、透明度を上げてソフトライトで重ねる」という処理をすること。
こうすると、結局、階調を反転した効果で、暗いところは持ち上がり、明るいところは落ち着く、しかも彩度を無くすことの効果で、イメージとしては「グレーだけが減って、隠れていた色彩が表に出てくる」感じになるんです。

もちろん、1つ目も2つ目も、結果的にコントラストを下げることになるので、どんどんどんどんコントラストの浅い写真が出来上がるようになります。

それを数年続けた結果、他者の写真は気にならないんですが、自分の写真については「コントラストが強いと気持ち悪く感じる」ことが多くなってしまったわけです><。

まぁ、最近は多少よくなってて、時と場合でコントラストの強い写真も作ったりしますが、そんなこんなで基本的には、

「一見、白く見えるところや黒く見えるところ、色が無いように見えるグレーのところにも、色は隠れていて、純粋な白、黒、グレーなんてほとんど無い」

と常々思ってるわけなんです^^;

そんなボクが「黒と白」をテーマに?

で、また最初に戻って「黒と白」ってなんだろう?となるわけです。

黒と白って、RGBの画像でいえばRGBが全て0とRGBが全て255(それぞれ8bitの場合)で、印刷物だとインクの黒と紙の白…、いやいや、それはが求める黒と白じゃない。

純粋な黒と白。

例えば、黒。理論的には一切の光が無い、もしくは一切の光を反射しない、イコール本当の黒かな?
つまりは、光どころか電波さえも遮断する鉛でできた箱の中を真空にすれば、多分そこには本当の黒がありそう。そんな箱を模して作って黒とするか…。
最近では、ほっとんど光を反射しない布が開発されたとかって話もあるし、それを手に入れる?

じゃ、白は??純粋な白ってなんだろう?黒から考えれば全ての光を均等に反射するもの?
でも、光って一概に言っても同じじゃ無い。それぞれの光には様々な色の光が含まれていて、それによって見える色も変わってくる。
(光が単純に白かったら、ディスプレイだ印刷だで、色に悩むこともないのにね^^;)

いやまてまて、でも世の中には黒と白は溢れてる。つまりは「黒と白」って純粋さが求められるものではなくて、人間がもつ「概念」なんだ。
うん、いや、それはわかってはいたけれど。

そうであれば「ボク」にとっての「黒と白」の写真を撮ろう(いや、最初からそうなんだけれども)。

そうだなぁ。ボク的にはどんな「黒と白」があったらいいかな。

青ざめた白、赤い黒、カラフルな黒と白?うーん。

それより柔らかい白とか、温かい黒、優しい黒と白、透きとおった黒と白、そんな感じがいいなぁ。

そんなことを考えていたある日、偶然撮れたのがこの写真。

onaeba_kenta_01
やさしい黒と白、その間

カウンターキッチンのカウンターに無造作に置いてあったガラスのコップなんだけどね。

いやいや、さすがにこれを作品として出すには…ねぇ。

その後も、近くの駅のお気に入りのスポットに写真を撮りに行ったり、

写らないということ

スカイツリーに通ってみたり、

夕暮れのコントラスト

昔の写真を掘り起こしてみたりしたんですけど、

はなみずき
色の消えた世界 – 代々木公園
The walking living

結局、コップの写真が一番しっくりくる。自分の「黒と白」のイメージに合ってるなぁ。この写真にしよう、と。
(お気に入りのオールドレンズAi Micro-Nikkor 55mm f/3.5で、ISOをさんざん上げて、ざらざらとノイズがのってるところも実は気に入ってるんですけど^^)

「やわらかい白と黒、その間に」いろいろな色があったり、白、ここかな?黒、うーん、ここ黒かもねぇ。みたいな、そんな曖昧な感じがボクの写真らしいかな。

みなさんにとって「黒と白」ってどんなものですか?

今年は仕事が忙しくて、24日の午前中と、25日しか居られなかった(CP+行けなかった!><)ですが、来年も御苗場、参加できたらいいな、もっと面白い写真を出したいなと思ってますよ^^

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